Googleで開発されたマインドフルネスメソッド「サーチ・インサイド・ユアセルフ (SIY) 」を受けてみた

みなさん、こんにちは。マインドフルヨガインストラクターのしのぶんです。

今日は、2017年10月14-15日の2日間に渡って開催された「Search Inside Yourself(SIY)|サーチ・インサイド・ユアセルフ」のコアプログラムに参加した感想をシェアしたいと思います。

SIYとは、Googleが開発した独自の研修プログラムのこと。「どうしたら楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた結果を上げられるのか?」という問いから開発が始まり、心を整える「マインドフルネス」が主軸になっている。

マインドフルネスはもともとは日本の「禅」がアメリカに輸出され、そこで宗教的な要素が抜かれて、最新の脳科学や神経科学でロジカルに説明され、実践されるようになったもの。実践方法としては主に瞑想が用いられ、応用として「食べる瞑想」「歩く瞑想」「マインドフルリスニング」などがある。

SIYがGoogleの社内で熱狂的に指示され、アメリカ国内で名だたる経営者や陸軍、大企業で実践され始めたことから、日本に逆輸入される形で、日本国内で認知が広まってきている。

プログラムの内容についてはまた別の記事で詳しく触れるが、気になる方は書籍が出ているので読んでみてほしい。著者の「チャディー・メン・タン」は元Googleのエンジニアであり、SIYの開発者。

 

マインドフルネスをロジックとワークで学ぶ2日間

両日ともに、時間は9:30〜17:30で、初日は会場の同ビル内で懇親会が18:00〜20:00に開かれた。

参加者は全員で130人くらい。

2日間で学ぶことは、

  • 1日目:
    ・EI(エモーショナル・インテリジェンス)とは
    ・マインドフルネスとは
    ・神経科学による裏付け
    ・自己認識(感情と身体感覚感覚を通して自分の中で起こっていることに気づく)
    ・自己管理(突発的な感情に対処する方法、セルフコンパッション)
  • 2日目:
    ・モチベーション(価値観との一致、ビジョン、回復力)
    ・共感(共感と同情の違い、優しさのワーク)
    ・リーダーシップ(困難な会話のワーク、コンパッション)

両日ともにお昼にはお弁当が配布され、食べ始めの15分間は「マインドフルネス・イーティング」と称され、各自黙って一口ずつ味わいながら食べる時間だった。その後普通に15分間食べて、お昼後半の30分間は「Q&Aサークル」という時間が設けられていた。これは2人の講師がそれぞれ会場の右と左に分かれて座り、希望者が講師を囲んで円になって座り、マインドフルネスについてのQ&Aをやり取りする時間。

ちなみにお昼のお弁当は3種類で、両日とも①幕内弁当(みたいなもの)、②マクロビ、③牛すき焼き丼だった。ベジタリアンの人は優先的にマクロビ弁当をもらえるのが安心ポイント。

マクロビ弁当

2日間のワークは、主に

  • ロジックの説明
  • ワーク(ペア、3人1組、4人1組など)

の2つの繰り返しで進んでいく。

瞑想もたくさんやるし、割と体を動かす時間もあったりするので、動きやすい格好がおすすめ。

懇親会はビュッフェ形式で、ソフトドリンク飲み放題。講師の方と直接お話を伺うことができてすごく良かった。もしSIYをこれから受ける人がいたら、この懇親会の参加は本当におすすめ。

懇親会のビュッフェ
講師のマークさん、君子さんと。

SIYコアプログラムの詳細は下記リンクで確認できます。

 

興味深いのは、参加者の多様性

参加してみてものすごく印象に残ったのは、130人もの参加者の職業の多様性。

たくさんのワークで多くの参加者とご一緒したけれど、とにかくいろんな人がいた。

たとえば、

  • アプリ開発のシステムエンジニア
  • 産業医
  • 獣医
  • 商社のエグゼクティブ
  • AIの開発エンジニア
  • 看護師
  • 大手webメディア編集部長
  • 整体師

などなど。他にも、運送業、士業、建築業、製造業、金融業、メディアなど本当にたくさん。

傾向としては、役員や人事部、管理職の方々が自社の研修やチーム・ビルディングに生かしたくて参加している場合と、自らの心身の健康のために実践したい、という方々の場合の2層が厚かった。わたしみたいに「マインドフルネスを個人で伝えていきたい」というインストラクターやコーチも、少数派だけどもちろんいた。あとは、外資企業の日本支社の役員で、「アメリカの本社で当たり前のように瞑想やヨガが導入されているから、私らも真剣に導入を考えなければと思って参加した」という方もいた。

このSIYコアプログラムは何年か開催を続けているそうだけれど、今回が一番職業が多様だったみたい。いろいろな分野の人とワークを通してマインドフルネスを学ぶことで、たくさんの視点、価値観を通して多角的に理解を深めることができたのが良かった。

 

SIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)の本当の目的は○○○○

こうして「Googleが・・・」という謳い文句があると、必ずと言っていいほど「アンチ」が生まれるのも事実だと思う。本来マインドフルネスは禅の思想・哲学から生まれたもので、その目的は深遠で深いものだ。それこそヨガと似ている。ストレッチ効果や美脚効果は入り口であって、本当の目的ではない。

「本当はもっと深いものなのに、『Googleが・・・』という謳い文句に踊らされて浅はかなブームになってしまっている」という懸念の声が聞こえたり、「結局みんなマインドフルネスに興味があるんじゃなくて、Googleのネームに反応してるだけ」という意見も耳に入る。

それはもっともな意見だ。入り口の門の派手さに惑わされては、その奥の本質を見失う危険性はある。

でも、それでもこのSIYはよくできたプログラムだと思う。

マインドフルネスとは、ヨガのように、正しく続けていけば自然と本質に向かうようにできている。ただ、それには「始める」ことと「続ける」ことが不可欠だ。たとえきっかけが「Google」というネームバリューだったとしても、とにかく「始める」「続ける」ことができたらマインドフルネスな人が増えていく。これが重要なことだと思う。

とくにSIYは、「Google」というワードに呼応して企業のエグゼクティブや人事部、管理職など、会社の方向性を決める人が集まる傾向にある。結果、より多くの人にマインドフルネスが届く。結果オーライ、というわけだ。本当によくできたプログラム。

とにかく私たちは、「何が幸福か?」の答えを内側に探り、ストレスや感情と上手く付き合う方法を見出し、職場や社会をもっと生きやすく、働きやすい場所にする必要がある、と思う。生産性重視と左脳偏重の流れの中で見失った何かを、もう一度見直す時が来ている。マインドフルネスがそのきっかけになるのでは、と思っている。

 

このSIYを開発したチャディー・メン・タンの本当の目的をご存知だろうか?

それは、World Peace(世界平和)だ。

マインドフルネスな人が増えれば、幸せな人が増えて、世界が平和になる。

より多くの人に、マインドフルネスが届いていくことを願う。

 

↓SIY開発者のチャディー・メン・タンのTED動画

 

いかがでしたか?

少しでも何かの役に立てば嬉しいです!

(Visited 182 times, 1 visits today)
マインドフルヨガ石川台
マインドフルヨガ東池袋

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Inline
Please enter easy facebook like box shortcode from settings > Easy Fcebook Likebox
Inline
Please enter easy facebook like box shortcode from settings > Easy Fcebook Likebox