弱くたって、いいじゃない。TEDでも人気のヴァルネラビリティって何?

2人の女の子が話している

みなさん、こんにちは。しのぶんです。

今日は、「弱さ」のお話です。

 

ヨガやマインドフルネスに出会って、生きることがものすごく楽になってのですが、その大きな理由として、「弱さを受け入れられるようになった」ということが挙げられるなぁと思っています。

今までの自分は小さい頃から、どちらかというと「弱みは改善すべきもの」「弱い自分はダメだ」という価値観の中で生きてきました。

↓苦手克服人間だった幼少期について書いた記事はこちら

もちろん今でも、「向上心を持つこと」や「学び続けること」は大切だと思っているのですが、自分の弱さを受け入れることで自分自身に寄り添えるようになり、自分を責めて落ち込んだり無理をすることが格段に少なくなりました。

周りの空気を読みすぎて自分を押し殺したり、頑張りすぎて自分を虐待したり、そういうことがなくなっていきました。

自分が今、感じていること、思っていることをもっと信頼して、寄り添うことができる。「これが苦手な自分」「ここが弱い自分」そんな自分も、愛おしく受け入れ、寄り添うことができる。

心が疲れたら、「もっとがんばらなきゃダメじゃん」と責めるのではなく、「がんばったね、ありがとう」と伝えられる自分。

身体が疲れたら、「まだまだやることがあるんだから、休んでなんかいられない」と自分をいじめるのではなく、「明日は数時間、何もしない時間を作るね。いつもありがとう」と休ませてあげられる自分。

今まではなかった感覚。「休むとなんとなく罪悪感を感じる」という価値観で生きてきた自分から、「自分の内側の声をもっと信頼して、愛おしさをもって受け入れられる」という新しい価値観への移行。ヨガとマインドフルネスは、私に大切なことを教えてくれたと感じています。

 

 

“ヴァルネラビリティ”って何?

心が2つに割れてしまった

「弱さ」のことを、心理学用語で「ヴァルネラビリティ(valnerability)」と呼びます。もっと言うと、「心のもろさ」や「心のもろさを受け入れている状態」のこと。

知識や意見を頭いっぱいに詰め込んで武装するのではなく、自分を心底ありのままにさらけ出すことを、「ヴァルネラビリティ」と呼びます。

そして、この「ヴァルネラビリティ」が、現代に生きる上で必要なスキルである、と言われています。なぜなら、私たちは日々「心のもろさ」を感じる状況に直面しているからです。

新しい友達を作るとき、入学試験を受けるとき、会社の面接を受けるとき、解雇されたとき、解雇するとき、愛の告白をするとき、別れを告げるとき、大切な人が亡くなったとき、自分のビジネスを立ち上げるとき、患者に死を宣告するとき、「No」と言わなければならないとき・・・。

私たちが住んでいるこの世界は、アメリカの大衆映画のように、問題が起きて→スーパーマンが現れて→悪者を退治してくれて→ハッピーエンドめでたしめでたし、のようなシンプルな世界ではありません。私たちが生きているこの世界は、もっと複雑で、不確かで、あいまいな世界です。

この複雑な世界で日々「心のもろさ」を感じる状況に直面する中で、私たちは「心のもろさを感じないように」行動するようになります。なぜなら、心地よくないからです。辛くて、悲しくて、耐えられないからです。だから、お酒に頼ったり、薬に頼ったり、食べ過ぎたり、いろんなことをして自分の感情から目を背けようとします。

そうすると一時は「心のもろさ」から来る悲しみを忘れられるのですが、それと同時に「喜び」や「愛」「人生の目的感」「自己価値観」も感じられなくなってしまうのです。だからこそ、「ヴァルネラビリティ(心のもろさを受け入れる在り方)」を磨くことで、この複雑であいまいな時代にも、自分の人生の目的にしっかりと根ざしつつ、愛や喜びを噛み締めながら生きていくことができるのです。

「ヴァルネラビリティ」について15年以上研究している、ヒューストン大学大学院ソーシャルワーク科教授のブレネー・ブラウン博士は、TEDでこのことについてプレゼンをされていて、人気を博しています。内容の面白さもさることながら、彼女の軽快でユーモア溢れるストーリーテリングは、内容に興味がなくても観る価値ありです。

 

この動画でブラウン博士が言っていることで、2つ、響いた言葉がありました。

1つ目は、「ヴァルネラビリティとは、勇気」という言葉。誰だって、自分の弱みを直視したくありません。できれば、蓋をして奥の方に隠しておきたい。でも、そこをあえて直視して、受け入れて、さらけ出すのです。一見マイナスに見える「ヴァルネラビリティ(心のもろさ)」は、実は大きな勇気が基盤にあってこそ成立します。

2つ目は、「大切なことは、“You are enough(あなたはもう十分である)”と知ること」という言葉。だれも完璧な人はいません。私たちに必要なことは、「完璧になろうとすること」ではなく、「不完全であることを受け入れること」であり、「ありのままの自分に“OK!”を出してあげること」なのだと思います。ヨガにも通ずる考え方ですね。

 

“金継ぎ”という文化ーー弱さもあなたの美しさの一部

「金継ぎ」という文化をご存知でしょうか。Wikipediaによると、

金継ぎ(きんつぎ)とは、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。(中略)室町時代以降、蒔絵など漆を使う工芸技術と、修理した器もありのまま受け入れる茶道精神の普及により、金継ぎに芸術的な価値が見いだされるようになった。

金継ぎの茶碗
画像はhttps://matome.naver.jp/odai/2136989780569618901より拝借しました

私はこの「金継ぎ」の存在を知ったとき、「なんて美しい文化だろう」と感じました。

壊れてしまった部分(弱み)を含めてありのまま受け入れ、そこに美しささえも見出す精神。

人間も、同じだと思うんです。完璧である必要なんてない。1人1人の弱さが、欠点が、かえってその人を美しくする。傷を含めて、ありのままを受け入れあう。

責めることをやめて、理解し合う心を。

叫ぶことをやめて、聴き合う心を。

善悪で線引きをすることをやめて、受け入れあう心を。

 

「ヴァルネラビリティ」が持つパワーに、わくわくしている今日この頃です。

 

 

いかがでしたか?

少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

 

 

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マインドフルヨガ石川台
マインドフルヨガ東池袋

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